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IIMレポート
2011/12/14
システム管理の現状(アンケート報告)その1

弊社ホームページ上で「IIMシステム管理アンケート 2011」を本年6月に実施いたしました。皆様のご協力のお陰を持ちまして、今回で17回目となります。

今回のアンケートでは、111名の方々よりご回答いただきました。この場をお借りして、ご協力下さいました皆様に御礼申し上げます。

今回のアンケートでは、情報システム部門やシステム環境の動向、各種プラットフォームにおけるキャパシティ管理の実践状況およびセキュリティ対策の実施状況を調査しました。質問の大分類は、以下の通りです。

・情報システム部門全体
・システム環境
・キャパシティ管理
・セキュリティ

このアンケートの結果につきまして、今月より3回に分けてご報告いたします。今回は「情報システム部門全体」と「システム環境(メインフレーム、UNIXサーバ、PCサーバ)」についてご報告いたします。

情報システム部門の懸案事項

まずは、ご回答いただいた方々のプロフィールをご紹介します。役職および職務については以下の通りでした。

なお、表2の職務については複数回答可のため、合計が100%にはならないことを予めご了承お願いいたします。

表1 ご回答者の役職


経営者/役員クラス 1.8%
部長/次長クラス30.9%
課長/課長代理クラス30.9%
係長/主任クラス17.3%
一般職15.5%
その他3.6%

表2 ご回答者の職務

システム運用/管理80.2%
システム企画40.5%
システム開発/設計26.1%
その他10.8%

次に、情報システム部門の予算の増減についてお尋ねしたところ、以前より増加しているとの回答は昨年の17.3%から今年は18.9%へと増加しました。さらに、以前より減少しているとの回答は昨年の55.8%から今年は55.0%へと減少しました。今回は東日本大震災の発生により、IT投資抑制の傾向が見受けられると思いましたが、そこまでの影響は表れていないようです。

さらに、情報システム部門の懸案事項についてお尋ねしたところ、コスト削減が昨年同様トップでした。昨年と比べると、セキュリティ対策が5位から2位へ(+6.4%)、新技術への取り組みが8位から4位へ(+5.1%)、リスク管理が9位から5位へ(+8.1%)と順位を上げています。

これら3点については、震災後の対策強化という側面も多少はあるのではないでしょうか。その一方で、管理/監視体制の確立が2位から8位へ(-16.8%)、システム統合が4位から9位へ(-7.9%)と順位を下げています。


外部セミナーへの参加

外部セミナーへ参加したことがあるとご回答された93.7%の方に、セミナーの内容が役に立つものであったかどうかを尋ねたところ、大変役に立ったと回答された方は22.1%で昨年より7.9%%増加していました。

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さらに、大変役に立った以外の回答をされた方に、何が不満であったかをフリーコメントにて記入いただきました。その結果をキーワードでまとめてみると、製品紹介である(14.4%)、期待や目的と不一致である(11.7%)、一般論過ぎる(9.0%)、事例が含まれていない(3.6%)といった内容に集約されました。


メインフレーム

ここからは、メインフレームの使用状況について考察します。メインフレームを使用している方は64.0%であり、昨年の55.4%より増加しているという結果になりました。

使用メーカごとに見ると、IBM、富士通、日立とも前々回の数値とほぼ同等でした。過去の本アンケートの傾向から見れば、昨年の傾向がイレギュラーであり、通常に戻った印象です。一方、NECとユニシスについては絶対値に大きな変化はありませんでしたが、苦しい状況が続いています。

表3 使用中のシステム(メインフレーム)


 前々回前回今回変動率
IBM69.8%59.8%70.4%10.6%
富士通34.9% 44.6% 35.2%-9.4%
日立20.6%25.0%21.1% -3.9%
NEC15.9%12.0% 12.7% 0.7%
ユニシス11.1% 6.5%4.2%-2.3%

続いて、メーカSEのサポートに対する満足度をお尋ねしました。非常に良い4.2%、良い47.9%で合計52.1%となっており、昨年の38.3%を大幅に上回る結果となりました。これは回答の選択肢から「普通」をなくした影響と思われ、やや悪いも5.3%から22.9%へ大きく増加しました。しかし、サポートの改善度や向上度に関しては、良くも悪くも大きな変化は見られませんでした。

表4 サポートの改善度/向上度(メインフレーム)

以前より良くなっている 11.1%
以前と変わらない55.6%
以前より悪くなってきた11.1%
サポートは受けていない4.2%
分からない15.3%
その他2.8%


UNIXサーバ

次に、UNIXサーバの使用状況についてお聞きしました。UNIXサーバを使用している方は、昨年より2.2%微増の81.1%でした。メーカごとでは、前回47.6%で3位であったIBMが56.7%でトップとなりました。その一方、前回54.8%でトップであったHPは55.6%で3位と順位を落としました。順位としては前々回に戻った状態ですが、上位4メーカは数字をそれぞれ伸ばしているだけでなく、メーカ間の差が縮まってきていることが見て取れます。

また、メーカSEのサポートに対する満足度は、非常に良い2.2%、良い48.4%で合計50.6%となり、昨年の25.6%を大きく上回りました。その一方、やや悪いも10.4%から18.3%へ増加しています。これも回答の選択肢から「普通」をなくした影響ではありますが、メインフレームに比べて良いという評価に多く反映されていることが分かります。サポートの改善度や向上度を見ると、以前より良くなっているが8.9%から0%に減少、以前より悪くなってきたが7.3%から9.3%に増加しています。悪いほうの評価が優勢でした。

表5 サポートの改善度/向上度(UNIXサーバ)

以前より良くなっている 0.0%
以前と変わらない58.1%
以前より悪くなってきた9.3%
サポートは受けていない7.0%
分からない22.1%
その他3.5%


PCサーバ

PCサーバの使用状況をお尋ねしたところ、PCサーバを使用している方は97.3%でした。メーカ別で見るとIBMが昨年同様1位となりましたが、昨年の49.3%から58.9%へ(+9.6%)と数字を伸ばしました。他には、HPが6位から2位へ(+36.7%)と順位だけでなく数字も大幅に伸ばして、1位のIBMに追いつかんばかりの勢いです。

メーカSEのサポートに対する満足度については、昨年普通と回答された方がそれぞれ分かれたため、良いが14.3%から45.3%へ、やや悪いが14.0%から17.0%へと増加しています。サポートの改善度や向上度については、多少の増減はあるものの前回と比べて大きな変化は見られません。

表6 サポートの改善度/向上度(PCサーバ)

以前より良くなっている 7.5%
以前と変わらない51.4%
以前より悪くなってきた11.2%
サポートは受けていない10.3%
分からない15.9%
その他3.7%

~IIM REPORT No.259(2011年8月発行)より抜粋

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