1)災害対策時の問題点
災害発生時にデータを復旧させるためには、災害の被害が及ばない遠隔地にデータを複製して保管しておくことが求められます(レプリケーション)。
その際に問題となるのが、データ転送時間です。
データ転送に時間がかかると、運用上の負荷と工数が増加しますし、転送時間を短縮させるために回線を増強するには多大なコストが発生いたします。
レプリケーションの必要性は理解していても、使用頻度としては決して高いわけではありません。災害対策用のストレージおよび回線を含めた全体の投資を極力抑えたいというご要望が非常に強くなっております。
2)「DataDomain」による解決策
「DataDomain」は大容量対応、リモートバックアップを強みとする災害対策に最適なストレージシステムです。
拡張性に優れたインライン型のストレージのため、バックアップ規模に応じた構成を採用することができます。
図1:「DataDomain」の概要

上記の災害対策時の問題点を解決するために「DataDomain」が提供する機能が、
重複排除機能とリモートレプリケーション機能です。
3)重複排除機能
重複排除とは、バックアップ対象とするデータを必要最小限とするため、内容が更新されていないデータはバックアップ対象外とし、更新されたデータのみを対象とする技術です。
「DataDomain」で使用されている重複排除機能は、COS(Capacity Optimization Storage:容量最適化ストレージ)と呼ばれます。
データの重複を除外することにより、バックアップに要する電力と設置面積を削減することができるため、コスト効率の高いバックアップシステムを構築できます。
図2:重複排除機能

4)リモートレプリケーション機能
リモートレプリケーションとは、物理的なテープの搬送を伴うことなく、回線を通じて遠隔地にあるレプリケーションサイトにデータを複製する技術です。
物理的な搬送に比べて、短時間でバックアップを取得することができ、搬送に伴うリスクやコストの削減にも繋がります。
図3:リモートレプリケーション機能
5)「DataDomain」のその他の特長
・RAID6の採用
RAID6を採用することにより、2ディスク障害までのデータ修復に対応することができます。
なお、ホットスワップの利用時には3ディスク障害まで対応することが可能です。
「DataDomain」ではRAIDを可用性ではなく、信頼性向上に活用しています。
・スクラブ機能
スクラブ機能では、ファイルシステムからRAIDパリティまで、既存データの信頼性を一貫して
保証することができます。
6)「DataDomain」採用による効果
①重複排除機能によるバックアップデータ容量の最適化
②重複排除を行った上でのレプリケーションのため回線増強が不要
③RAID6およびスクラブ機能による自動修復と永続的なデータ保証
④上記機能による安価なバックアップシステムの構築
図4:「DataDomain」による運用イメージ

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